ナロンの独り言

 

 

年は平和な年であってほしい

2024年1月1日、暖冬と言われるこの冬は元旦も珍しい暖かさで一日が暮れようとしていた。別室でテレビを観ていた夫が、居間で別のチャンネルを回していた私に慌てた様子で「オーイ、能登地方で大地震だぞ、変えてみろ」と飛んで来た。うっそー、と回した画面では薄暗い海岸の町が定点カメラで映し出され、女性アナウンサーの声が繰り返し繰り返し「地震です、津波が来ます、今すぐ逃げて、早く遠くへ、高い場所へ」と叫び続けていた。マグニチュード7・6と推定される大地震である。2011年の東日本大震災時の大津波の映像が頭の中を駆け巡り、近隣の住民の無事を祈りながらテレビから目をそらす事が出来ずにいた。

それから丸二日経ち被害の状況が次々と明らかにされて来ている。大災害が又しても起きてしまった。もう他人事には思えない。いつ、どこでどんな災害がおきるかもわからないのだ。がどうすることもできない。何の力もない自分にできるのは ただ祈ることしか無いのだ。どうかどうか、被災された皆様 くじけないで強く生きて下さい。

翌日2日夜、テレビ画面でユーチューブのはしご観をしてると、羽田空港の飛行機事故現場が映し出され火の手がごうごうと上がっている。乗客乗員379人を乗せた札幌発羽田行きの日航機と海上保安庁の飛行機が滑走路で衝突事故を起こした。海保の飛行機は1日に起きた能登半島地震の対応で、支援物資を搬送する途中だったらしい。日航機の方は全員脱出して助かったが、海保機の乗員6人のうち5人が亡くなった。痛ましい事故だが、せめて救われるのはあれだけの大事故で日航機の犠牲者が一人も出なかったことではないだろうか。そこの要因を知りたいとも思う。

今年は年頭からショッキングなニュースが続けて流されてきた。全国の人々が悲しみに沈むような出来事がおきてしまった。もうこれ以上は勘弁して欲しい。

世界に目をむけて見ると あちこちで内紛や戦争が後を絶たない。犠牲者は何の力もない真面目に生きている優しい人々ばかり。

何もかも破壊し尽くしてしまう醜い戦いを1日も早く終結させ、その力を平和構築の為に使えばどれだけ国家が潤う事か。一部の狂った為政者達のエゴのために

大勢の若者たちが死んでゆく。こんな世界はほんっとおかしいよね。