2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ふるさとの話その11  楽しみな椎の実拾い

秋の楽しみは、何と言っても椎の実拾いだったと思う。 小学生から中学生まで男子は殆ど行かなかったが、主に女子達の 楽しみだったと記憶する。 学校は隣の集落にあったので、何人かで一緒に下校する時がそのお楽しみの時間だった。 村の手前の峠を超える左…

故郷の話その10  天草採りと ところてん

夏になると食べたくなる ところてん。 何を原料にどうやって作られてるか、海から離れた地域で育った方や 若い方々はご存じないかも知れない。 ところてんは、天草(てんぐさ)と言う海藻で作る、食物繊維タップリの 自然食品なのである。 海で採ってきた天…

ふるさとの話  その9

一月の行事 七草祝い いなかの小さな村でも、華やかな行事も幾つかあった。 その一つが七草のお祝いで、一月七日の日に、子供の健康と成長を願って お祝いするものらしい。 自分の時も嬉しかったが、他の年の七草祝いもいつも楽しみだった。 親戚の誰かが七…

ふるさとの話  その8 夏の夜空の天の川

幼い頃から 私はおばあちゃん子で、祖母と一緒に行動する事が多かった。 山々やあちこちの畑にも 祖母は私を良く連れていってくれた。 花々や畑の作物に関する色んな知識も、祖母は面倒がらず教えてくれた。 そんな優しい祖母に 後にも先にも一度だけ、怒ら…

ふるさとの話その7  貝採りと磯遊びの記憶

小学生時代も、豊かな生活と言える暮らしではなかったが、そんな中でも それなりに楽しみはあった。忘れられない楽しかった想い出が数多い。 私にとっては、むしろ幼少期から小学生時代までが 強く心に残っている。 その年頃って、殆ど自分を中心にして世界…

ふるさとの話その6  寒椿の想い出

我が家の寒椿は これから咲き始める 年が改まって一月から二月の頃、村のあちこちで真っ赤な一重の寒椿のつぼみが ほころび始める。 印象的だったのは、川の両岸から川を覆い隠すように木が成長して 椿のトンネルのようになり、満開の頃には大木全体に真っ赤…

ふるさとの話  その5

すみれ草の話 中学生位になると、私も一人前に 山や畑の仕事が出来るようになった。 山の仕事とは 草刈りや焚き木採りのことで、夏休みや冬休み、時には日曜日に そういう仕事を引き受けた。 勝手知ったる 故郷の山は、私にとってワクワクする楽しい場所でも…

ふるさとの話  その4

女たちの仕事 祖母や母の日常は、男たちよりも忙しく 細やかだったと思う。 女がゆっくりしたり、遊んで暮らしている者は殆ど居ない。 それは村のどこの家庭でもそうだった。 我が家でもその通りで、母も祖母も 質素な朝食をそそくさと済ませ、いつもの仕事…

ふるさとの話  その3

男たちの仕事 記憶の中では、私が物心ついた頃には 祖父や父をはじめ村の男たちは、主に 漁師をしていたと思う。海が荒れない日は、てんま舟を漕ぎだして 漁に向かう。 そう、その頃の村の舟は、手漕ぎの櫓をこいで動かす小舟であった。 余程ひまの時、子供…

ふるさとの話  その2

ふるさとの、記憶に残る想い出が 余りにたくさんありすぎて、何から先に書くべきか 迷うけれども、先ず 私が幼かった当時の村の様子から思い出してみたい。 村の中を2本の川が流れていて、川を堺に 新村、中村、上村と別れ、この3つで 一つの集落となってい…

ふるさとの話  その1

他人の故郷の話なんて 誰も興味なんて無いと思うから、ここに書くべきか躊躇した。 けれど、想い出を辿りながら書き残すことで、自分のルーツや歴史を再認識出来ると感じ このブログをはじめる事にした。 戦後五年生まれの私の目で見た故郷は、豊かな暮らし…

すばらしき スマホの世界

たった一台の 小さなスマートフォン。 この中に、一体どれだけの世界が広がっているのだろう。 思えば数年前 ガラケーからスマートフォンに買い替えた時は、操作の複雑さに音をあげて、買い替えたことを後悔すらしたものだった。 ところがどっこい 四苦八苦…

パソコン教室の 先生

去年の春に ラズベリー、ブラックベリー、ボイセンベリーを植え付けた。今年の夏から収穫楽しみ 約半世紀前、コンピューターなるものが世間に出回り始めても、ここまでの情報社会になるとは 私などには想像もつかない事だった。 この五十年かそこらの間に イ…

いとこの ポエム

おはようございます 今日はまだ 書くべき事がまとまらないので、1篇のポエムをご紹介します。 9時からパート勤務なので、行って参ります。 この詩は 私がまだうら若き遠い昔、一番仲良しの一つ違いの従姉が 都会に就職して行って、高校三年生の私に送ってく…

ダイエットは 食事と運動が大事ね

夕食後に炬燵で少しうたた寝してしまった。 炬燵生活はだから私にゃ止められない。でもこれを嫌がる人だっているから世の中いろいろだ。昔から冬場は炬燵が定番。自分に甘い私には炬燵なしの冬なんて考えられない。【おこたでミカン】なんて、これでほのぼの…

お一人様で 野菜スープ

1月7日の夕食 夫が夕方から出かけたので、夕食は自分の分だけ作ることになった。今年から ダイエットをやり始めたので このチャンスにヘルシーな晩ごはんを用意した。 正月の残り野菜がたくさんあるし、ここは絶対野菜スープを1品とタンパク質補充に これ又…

誰かが見てくれた 私のブログ

夕方あたりまでかかって 一つのブログを書いては読み返し、書き直しては修正し四苦八苦している時に お知らせのマークが付いたので、クリックしてみるとどなたかが私の拙いブログに星のマークを付けてくれた。しかも2個。同じ方が昨日のブログにも3個もあっ…

asunaronアスナロンのブログが消えた!?

1月7日 日曜日 曇り時々晴れ ⛅ 気温12度 ここは鹿児島 旅路のはてか ♪ 磯の島津庭園より桜島を臨む 線路の横には砂浜が続き 夏場は海水浴場となる。 暖冬で 真冬にしては暖かい朝。旦那様はこの時期恒例の行事があるので 桜島を海を隔てて仰ぎ見る磯海岸へ…

やりたい事⇒やるべき事

今週のお題「2024年にやりたいこと」 私が今年2024年にやりたい事って幾つもあって、ただ同時にやるべき事 やらなきゃならない事がめじろ押しで、考えると胸がざわざわして来る。毎年心掛けるけれど、結局やり残してしまっている。この性格、この生活、…

ナロンの独り言

今年は平和な年であってほしい 2024年1月1日、暖冬と言われるこの冬は元旦も珍しい暖かさで一日が暮れようとしていた。別室でテレビを観ていた夫が、居間で別のチャンネルを回していた私に慌てた様子で「オーイ、能登地方で大地震だぞ、変えてみろ」と飛…

おせち料理 我が家の変化

今年のおせち 結婚して間もないころ、正月が来るというのでおせち料理の本まで買って健気に必死に準備していたおせち。故郷で家族と生活している時は素朴な田舎の正月料理で、母や祖母が作ってたので私ら子供はちょこっと手伝う程度だった。なので結婚してか…

新年に思う

さて今年も既に始まってしまった。 二日前までは右膝が痛くて、年末の買い物も思うように出来ず一人密かに太りすぎを反省しつつ、お正月に備えて安静を決め込んだおかげか何とか大晦日の夕方あたりには痛みが引いてきた。痛みが無ければしめたもので、主婦た…